いま中国から「謎の種」が送りつけられている人が増えています。
もともとヨーロッパやアメリカが多かったみたいなのですが、日本にも送られてくるようになりました。その中でもアマゾンから届くことが多いようです。
謎の種の正体も気になりますが、何が目的なのでしょうか?また、どうやって処分したらいいのか、その方法も気になります。
今回は謎の種の目的やアマゾンから届いたときの処分方法などについて調べましたので、ご紹介します。参考にしていただけたら幸いです。
・「謎の種」を送りつける目的は、アマゾンで高評価をつけることで他の商品をたくさん売るためという情報も
・SNSにアップすると「謎の種」のバーコードから個人特定される可能性も
・農林水産省からアマゾン等から「謎の種」が届いたら、植物防疫所に連絡してほしいとの発表あり
中国から送られてくる「謎の種」の正体は?
中国から届く「謎の種」はアマゾンから届くことが多いようです。
【要注意】中国から?日本各地に謎の種届く 農水省「植えないで」https://t.co/Ni3v6HKlXU
一部はネギの種とみられ、「有害な病害虫が付着している可能性がある」として、植えずに相談するよう呼びかけを始めた。同様の事例は米国でも相次いでいる。
— ライブドアニュース (@livedoornews) July 31, 2020
農林水産省から「謎の種」の正体は発表されていませんが、有害な虫が種についている可能性があるようです。
一説によると、ミント、朝顔、ローズマリー、ラベンダー、セージなどが入っていたみたいです。
中国から米国各地に送られて来た謎の種の正体が明らかになった。
マスタード、キャベツとミント・ローズマリー・ラベンダー・セージなどのハーブ、バラ、ハイビスカス、朝顔などの種で特に問題のあるものでは無かったという pic.twitter.com/a0rQKCb75G— 田舎家族🌿フリマアプリ販売開始 (@1589086thj) August 3, 2020
そのなかでもジャイアント・ホグウィードという植物では?という声もあります。
ジャイアント・ホグウィードは世界一有毒な植物で、触れただけで火傷のような症状が出ます。液が目に入ると失明するので、伐採するときは防護服を着る必要があるそうです。
ただ、報道機関が掲載した種とジャイアント・ホグウィードの種は違うみたいで、デマでは?という声もありました。
この種がジャイアント・ホグウィードのものだって話ひろまってるけど形も大きさも違う。ジャイアント~は長さ6~18.0㎜、幅4~10㎜。故意のデマじゃなきゃどうやって間違えたんだ?
中国から?日本各地に謎の種届く 農水省「植えないで」:朝日新聞デジタル https://t.co/FoIRDMkfUH pic.twitter.com/UuQu286yQB— ゲッター・ショーン (@GetterShown) August 1, 2020
掲載している以外種以外にも本当にジャイアント・ホグウィードの種があるかもしれないので、触らないのが1番ですね。
アマゾンから「謎の種」が届いたどうする?
「謎の種」はアマゾンから届いたという情報をチラホラ見かけます。
実家にも謎の種届いたかもしれない。差出人不明の謎の荷物がAmazonからきたとのこと…
— 一条河原町 (@1jmatch) August 3, 2020
今話題の謎の種、私も送られて来たんですが、私の場合Amazonでオクラの種を買ったけどいつまで経っても届かず、1ヶ月半程経ってこれがポストに投函されてましたね。種もおそらくオクラの種。同じような形態で届いたというレビューも複数件。サカタのタネじゃないってことなんかね…#謎の種#謎の種子 pic.twitter.com/oGNR1vHQ85
— 坂本憲子/ミスiD2021 (@nonchan_4611) August 3, 2020
もう少し前は画像つきでSNSで上がっていましたが、バーコードから個人を特定できるみたいなので、報告自体は減っています。
ただ、アマゾンを利用して「謎の種」が届いたらどうしよう。。。という不安の声はかなり増えいています。
中国の「謎の種」は何が目的?
何が目的で「謎の種」が送られるのかが気になるところですが、いまのところ真相はわかっていません。
ただ、以下のような目的があるのでは?とニュースサイトで報じられています。
・国際電話詐欺
・送りつけ商法
・個人情報の悪用
ブラッシング詐欺
ブラッシング詐欺は、簡単に言うとネットの通販サイトに不正にレビューを書くことで、アクセス増加を狙って売上を増やすことです。
アマゾンなどの通販サイトは商品が相手に届かないとレビューを書くことができません。
「謎の種」のような商品を相手に送りつけて、意図的に高評価のレビューを書いています。
高評価のレビューが多ければ、その商品が良いものだと勘違いする人が出るので、そこを狙って売上を増やしていく。。。という詐欺手法です。
「謎の種」はおそらく単価が安いから使われたのだと思います。無作為に大量に送りつけることで、ごく少数の人が受け取れば儲かることがわかっているからです。
アメリカやヨーロッパの次に日本にも送られているので、儲かっているのかもしれませんね。
国際電話詐欺
国際電話詐欺は、相手からの折返しの電話を狙って電話料金を取る詐欺です。
折り返し電話をかけさせるだけで儲かるの?と思う方もいると思いますが、30秒で数百円取られます。2、3分で数千円取られてしまいますね。。。
手口は簡単で、無作為に電話をかける。これだけです。相手が電話を取ったら、すぐ電話を切って折返しの電話を狙うというパターンですね。
電話をかけてくる国はアフリカやパプアニューギニアが多いようです。
無言電話を待っていたら数万円請求されたなんて話は笑えないので、間違えて折返しの電話をかけてしまったらすぐに切りましょう。
送りつけ商法
送りつけ商法は、名前のとおり、注文していない商品を送りつけて請求する手口です。
今年の4月ごろにマスク不足が起きたときに、マスクを送りつけてお金を請求されたという事例がありました。
注文していない商品が届いたときは受け取り拒否か送り主を先に確認しましょう。
今回の「謎の種」に請求書はついてないみたいなので、いきなりお金を請求されることはなさそうです。
ただ、誤って送り主に電話をするとお金を請求される可能性があるかもしれませんので、絶対に連絡しないようにしましょう。
個人情報の悪用
いま注意喚起されているのが、個人情報の悪用です。
今話題の謎の種が中国から届く件
届いた人みんな画像アップしてるんだけどバーコードのとこにある管理番号みたいなのがどれも違う。これ、Twitterのアカウントと
住所の紐付け特定=パスワード、個人情報などの取得目的だったりするかもしれないのでSNSに種画像アップするの止めた方がいいかもです https://t.co/lorPzzS3ni
— すまりん (@smasman405) July 31, 2020
「謎の種」をSNSにアップしている人がいますが、そこに貼っているバーコードから個人特定できるみたいです。
そこから個人情報を抜いて不正に悪用する狙いがあるのかもしれませんね。
個人情報を悪用されると勝手に商品を購入されたり、見に覚えのないメールや電話がかかる可能性もあるので注意しましょう。
「謎の種」の処分方法は?
「謎の種」の処分方法ですが、農林水産省から近くの植物防疫所に相談するようにと発表されています。
注文をしていない種子が海外から郵送される事例があるようです。外装に植物検疫の合格印のない植物が届いたら、そのままの状態で最寄りの #植物防疫所 へご相談ください。
外装が未開封の場合は、配達後に受取を拒否できますので郵便局にご相談ください。詳細はこちらhttps://t.co/aH9UxlZPjh pic.twitter.com/qyfiiQckhr— 農林水産省 (@MAFF_JAPAN) July 31, 2020
国が自ら注意喚起するほどなのでかなり危険であることがわかりますね。「謎の種」の正体がわかっていないというのもありますが。。。
アマゾンから「謎の種」が届いたら、すぐに近くの植物防疫所に相談しないといけませんね。
・「謎の種」を送りつける目的は、アマゾンで高評価をつけることで他の商品をたくさん売るためという情報も
・SNSにアップすると「謎の種」のバーコードから個人特定される可能性も
・農林水産省からアマゾン等から「謎の種」が届いたら、植物防疫所に連絡してほしいとの発表あり