名探偵コナン「緋色の弾丸」(以下、緋色の弾丸)が公開されたので早速見てきました。
正直な感想を言うと微妙でした。緋色の弾丸も含め、最近のコナンはミステリー要素が薄く、派手なアクションがメインになっている気がします。アクション要素が観客に受けて毎年興行収入を更新しているのかもしれませんが。
あと赤井ファミリー集結に関してですね。あれには正直がっかりしました。漆黒のチェイサーの予告で登場したジン並みです(分かる人はわかると思います)。
この記事では、緋色の弾丸が微妙で面白くない理由について書いていきます。また、本記事は個人の意見であり、緋色の弾丸を貶めるものではないのでご容赦下さい。
※ネタバレ全開で書くのでネタバレを見たくない方はここから先は読まないで下さい。
緋色の弾丸のストーリーネタバレ
緋色の弾丸のストーリーのネタバレはこちら。
15年前のデトロイトで自動車メーカーの社長が射殺される。撃った犯人は石原誠という日本人。
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日本でWGSが開催され、リニアが初運転するとWGSのパーティで発表
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パーティ会場で停電。鈴木会長の姿が消える。鈴木会長はパーティ会場の厨房の冷蔵庫で発見される
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日本でお菓子メーカーの社長、鈴木財閥の会長が誘拐されたためアメリカの15年前の事件の再来と言われる(FBIがこの事件に関わっている)。
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15年前に射殺された3人目は自動車メーカーの社長だったので、日本の自動車メーカー社長のジョン・ボイドがターゲットに浮上。
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それと同時に15年前の犯人の石原誠が冤罪である可能性があり、その時のFBI長官(現WGS会長)のアラン・マッケンジーも危ないかも標的に。
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リニアの搭乗者は事前検査を受けるために名古屋の病院へ。
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名古屋の病院でクエンチが発生し、ジョン・ボイドとアラン・マッケンジーが誘拐される
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赤井秀一が犯人の車を追跡し、世良とメアリーも赤井秀一のあとを追いかける
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コンテナ置き場に到着した赤井がジョン・ボイドを探すが世良とメアリーに襲われる(多分沖矢昴に変装していたから?)
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その間に犯人がコンテナ置き場から逃走。赤井が追いかけようとするが世良が邪魔をする。その時にコナンが現れ、世良を妨害。その間に赤井は犯人を追跡。
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赤井は犯人の車を発見したがもぬけの殻。コナンと世良がジョン・ボイドを発見する。
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犯人の真の狙いはアラン・マッケンジーと判明(病院で事件を起こし警察の人員を病院へ集中させるため)。
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リニアの初運転は無人になるが、アラン・マッケンジーと犯人がリニアにいると考えたコナンと世良がリニアに侵入。
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リニアの中にアラン・マッケンジーを発見。ついでに犯人が白鳩舞子と判明。
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白鳩舞子がアラン・マッケンジーを射殺しようとするが、赤井秀一が撃った弾丸に命中して妨害される
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一件落着かと思ったら、二人目の犯人である井上治がリニアを暴走させたのちに現場から逃走。キャメルたちとのカーチェイスに。
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羽田秀吉の頭脳により、5手で井上治は追い詰められる。
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リニアは1000kmのまま止まらない。リニア後方にあったパラシュートを展開し、リニア前方はコナンの巨大サッカーボールをふくらませる。
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結局、リニアは止まらず競技場に突っ込む。コナンと世良、アラン、白鳩舞子はリニア中央?の座席に移動していた無事だった。
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オチは由美がゲロした赤井の車を運転しているキャメルが「この車なんか臭う?」と感じて終了
ストーリーが微妙だったことは後述しますが、主題歌は椎名林檎さんで良かったです。最近のコナンはストーリーは微妙ですが主題歌だけはドンピシャなんですよね。
緋色の弾丸が微妙で面白くない理由
僕が緋色の弾丸を視聴して微妙であり、面白くない理由はこちら。
・ストーリーが微妙
・赤井秀一の活躍シーンが少ない
・赤井ファミリー集結とは・・・
・推理要素があまりない
ストーリーが微妙
緋色の弾丸も含め、最近のコナンはストーリーが微妙です。
ピークは冒頭の15年前の連続誘拐事件のシーンですね。3人目の社長が逃げるシーンですが、途中で発泡されるところがあり、かなり緊迫した状態が伝わりました。
WGSのパーティ会場で鈴木会長が誘拐されたので、今回の映画は最近とは一味違うなと感じていたのですが途中で「コナンが今回の模倣犯は殺◯をする意図が感じられない」と発言したあたりから興ざめしました。
もちろん、人が亡くならないほうが良いのですが、「最初の緊迫したシーンはなんだったのか。。。」となってしまうんですよね。ゼロの執行人のように冒頭を爆破のオンパレードにしたほうがマシでした。
あと別記事でも書きましたが、犯人の動機がショボいです(これに関してはどの映画にも言えることかもしれませんが)。
赤井秀一の活躍シーンが少ない
「緋色の弾丸」というタイトルの割に赤井秀一の活躍シーンが少なかったです。せっかくの戦闘シーンは世良とメアリーとの家族喧嘩。
いつもカッコいい狙撃シーンもリニアの線路で一発撃っただけ。。。空砲で遊んでるのかと思いました(笑)
実際は特殊な弾丸でリニアのトンネル内に入ったら空気抵抗がなくなり、そのまま犯人ごとリニアを貫通するという神業であったことが分かりましたが、かなり地味でしたね。
異次元の狙撃手のように「あんな場所から撃てるなんて・・・」と犯人が驚愕するくらい、カッコいいシーンを見せてほしかったです。
個人的に緋色の弾丸において赤井ファミリーで活躍したのは羽田秀吉かなと。「5手で犯人を追い詰める」と宣言後、本当に5手で摘ませたのは素晴らしかったです。それだけ赤井秀一の活躍シーンは少なかったです。
赤井ファミリー集結とは・・・
赤井ファミリー集結!と言われるほど集結してないです。というか、集合したシーンはない。。。
漆黒のチェイサーの予告でジンがコナンの正体を突き止めて襲撃したシーンが実は夢オチだった並に詐欺でした。
公式HPで「キーパーソン」とデカデカと書いてあるのに、全くキーパーソンでなかったと感じるのは僕だけでしょうか。

特にメアリーの説明欄なんて「身体が小さい理由とは・・・?」と書いてあるからサプライズでメアリーが幼児化した理由が明かされるのかと思いきや結局謎は解けず。
異次元の狙撃手で沖矢昴の声が赤井秀一に変わり、「赤井秀一」が生存していたというサプライズくらいは欲しかったですね(あのときは原作でもまだ赤井秀一が生存していたことは明かされてなかったと思います)。
推理要素があまりない
緋色の弾丸は推理要素があまりありませんでした。コナンは推理するのが面白いのに肝心の推理シーンが少ないです。
推理したのって鈴木会長を探すときくらいかなと。病院で起きた事件のトリックや犯人の手がかりも灰原のおかげですしね。
あとは赤井さんと世良・メアリーの家族喧嘩や後半の井上治を追い詰めるカーチェイスなど、アクション要素多めの作品でした。
推理シーンがコナンの醍醐味なのにアクションがメインになってる気がします。推理シーンがおまけになってるようで近年のコナンが微妙かつ面白くないのはここかなと思います。
ただ、赤井さん好きだったり、「アクション映画」として見れば緋色の弾丸は楽しめますね。
コナンの映画はストーリー同士のつながりはありませんが、赤井さんが出演する「異次元の狙撃手」や「純黒の悪夢」を見てから映画館に行けば一層楽しめるかなと!
そしてコナンの映画は普段は動画配信サービスで期間限定でしか配信されていませんでしたが、緋色の弾丸の公開を記念してU-NEXTで全作を見ることができるようになりました!(緋色の弾丸は除く)
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本ページの情報は2021年4月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
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