令和納豆パスポート取り上げ・無効の経緯は?過去の事例で返金は?

クラウドファンディングで一時期注目を浴びていた令和納豆。

いまSNSやニュースで炎上する事態になっています。その内容は、理不尽な「生涯無料パスポート」の取り上げ・無効です。

 
「生涯無料パスポート」はクラウドファンディングの特典で、これがあると令和納豆のメニューである「梅」が1日1回無料になります。(一生タダです。)

 
素晴らしい特典なのですが、このパスポートを持った人が急に店に没取されたと口コミに書いたことでネットで大炎上。テレビニュースで取り上げられるまでの問題になりました。

令和納豆からは炎上に関する謝罪文が公式ツイッターに掲載されていますが、没取された人については何もコメントがありません

 
この記事では、パスポート取り上げや無効の内容に至った経緯、仮に裁判が起こった場合の予測や過去の事例などご紹介しますので、参考にしていただけると幸いです

この記事のまとめ
・令和納豆が「生涯無料パスポート」を取り上げる事態に
・取り上げた内容が「信頼関係が損なわれた」など理不尽な理由
・クラウドファンディング支援会社の規約にはリターンの実行することと明記されている
・被害を受けた人が消費者センター報告や訴訟問題に発展する可能性も

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令和納豆の「生涯無料パスポート」を没収されるトラブルが発生

令和納豆が炎上した理由は、「生涯無料パスポート」を急に取り上げられた人がクチコミに書いたことが発端でした。

1万円のクラウドファウンディングで納豆定食が一生涯無料になる永久会員パスポートの所持者でした。
ある日、唐突に店員から「本日からパスポートは使用できない」と、一方的にパスを取り上げられました。
理由は、規約違反とのこと。
・毎回、無料の納豆定食しか頼んでいない。
・メールでのアンケートの回答が不誠実だった
以上の理由で、規約にある「当店と会員の信頼関係が損なわれたと認めた場合」に該当するとのこと。
確かに規約に書いてありますが、客と店の信頼関係っていったい何、、、、? つまり、店側の判断でパスはいつでも取り上げられるので、パスのせいで赤字になることはないという算段か。
確か今回で16回目のパス使用でした。定食600円×15回=9000円で、店としてもここらが潮時と判断したのでしょう。
「1万円で納豆定食が一生涯無料!」と甘いことを謳って金を集めておきながら、信頼関係がなくなったと一方的にパスを取り合げる。こんな詐欺まがいの店に怒りを感じています。
パスをお持ちでない方には関係のない話だと思いますが、今後来店される方は「そういう考えの店」ということを理解した上でご来店されたほうがいいと思います。

引用:https://www.google.com/

営業姿勢が最低の店。1万円で購入した無料パスポート利用客に対して「無料パスポートだけ使用されると店が成り立たないから、他の品目を食べないのであれば今後は利用させない。」といった営業姿勢。今後もパスポート利用客に対して利用をさせない方向性で進むでしょう。詐欺にあった気分です。

引用:https://www.google.com

最低。。。
一生無料パスポートを持ってる人間をゴミカスのような扱い。
クラウドファンディングで立ち上げ時に協力した気持ちでいたのに・・
二度と行かない。

引用:https://www.google.com

無料パスポートを一方的に取り上げられたことに怒りをあらわにする人も多く、応援したい気持ちでパスポートを購入した人もショックを受けています。

クラウドファンディングサービスをしている会社はいくつもあり、支援方法も「購入型」と「寄付型」とあります。令和納豆はFAAVO社の「購入型」の支援方法をとっていました

 
「購入型」の支援は、特典を買うことで支援するサービスです。今回の内容で言えば、「生涯無料パスポート」を1万円で購入することで令和納豆を支援する形になります。

 
通常はこの特典を提供しないといけないのですが、令和納豆は生涯無料を謳っているにも関わらず、パスポートを取り上げる(または無効)ことをしています。

以前もCAMPFIRE社でクラウドファンディングをして資金を募る途中で、炎上することがあり、日本でのクラウドファンディングの信頼性が落ちかねません。

令和納豆から無料パスポート取り上げや無効にされた人への対応についてはコメントなし

ネットの炎上を受けて、令和納豆から謝罪文が掲載されましたが、パスポート取り上げの事実確認やパスポートを取り上げられた人への対応については何もコメントがありませんでした。

今後もいままで通り使えるとのことですが、急に取り上げられたり、無効になる人が出る可能性があるということになりますね。

SNSの反応

今回の炎上でSNS上では大きな反応ありました。

実際にパスポートを取り上げられた人もツイートしており、ショックを受けています。

ツイートの中には、真剣にクラウドファンディングを募集している人への信頼も失ってしまうのでは?と心配する声もあります。

全体的に令和納豆を避難する声が多く見受けられました。

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訴訟問題に発展?

今後令和納豆がパスポートを取り上げた人に対して、何かしらの対応をしなければ裁判に発展する可能性も。

まず令和納豆が利用したクラウドファンディングであるFAAVO社(CAMPFIREに統合)の規約につぎのような内容が書いてあります。

第11条(プロジェクトオーナーの義務)
1項プロジェクトオーナーは、プロジェクトの掲載及びリターンの提供を行うにあたり、特定商取引に関する法律、不当景品類および不当表示防止法、その他関係法令を自らの責任において遵守しなければなりません。特定商取引に関する法律に基づく「販売業者」に該当する場合は、特定商取引に関する法律に基づく表記を、プロジェクトページもしくはプロジェクトオーナーとなるプロフィールページ等のプロジェクトページからリンクで遷移できるページに掲載する必要があります。

2項以下に該当するリターンを設定する場合は、プロジェクトページもしくはプロジェクトオーナーのプロフィールページ等の、プロジェクトページからリンクで遷移できるページに許認可番号、管理責任者名および法令上必要とされる事項を記載してください。

(1)中古品:古物商許可証
(2)酒類:通信販売酒類小売業免許
(3)食品:食品衛生法上に基づく営業許可
(4)医薬品、医療機器:医薬品医療機器等法における許可
(5)その他、法令諸規則において利用資格等が必要である場合
3項プロジェクトオーナーは、掲載するプロジェクトを、自らが主体として遂行し、クラウドファンディング成立の際にはリターンの実行が確実であることが求められます。実行が不確実なプロジェクトの掲載はできません。

4項プロジェクトオーナーは、いかなる理由においても他者(個人・法人を含む)へのなりすましをしてはいけません。 プロジェクトオーナーは、プロジェクト申請及び掲載において個人・団体の名称を含む事実関係のすべてについて真実の記載をしなければなりません。

5項プロジェクトは、その目的や活動等の内容が具体的に特定されている必要があります。また、プロジェクトに掲載する期間、リターンの内容や支援額との関係等について、相互に矛盾又は誤解を招く内容の記載は禁止されます。 プロジェクトの内容と関係性の認められない画像の使用はできません。

引用:https://camp-fire.jp

3項にリターンの実行、つまり特典を必ず提供しなさいというルールがあり、令和納豆のクラウドファンディングのページには、「納豆ご飯セット生涯無料パスポート」と明記されています。

納豆ご飯セット一生涯無料パスポート
お返し品説明 ★一生涯納豆まみれになりたいあなたへ★
本プロジェクト一押しのリターンです。納豆スタンド「令和納豆」の納豆ご飯セット(梅コース)が一生涯無料で楽しめる永久会員パスポート。クラウドファンディング限定の会員パスポートとなりますので、今だけのプレゼントです。
□利用規約
・梅コース(納豆1種類100g、トッピング具材2種類、ご飯、味噌汁、漬物、お茶)限定。
・ご本人様のみ有効。
・1日1回限り。
・譲渡禁止。
100人が支援しているコースです
2019年7月中お届け予定

引用:https://faavo.jp

また、パスポートを購入した方が利用規約の書面を持っており、そこに商品を発送した時点で所有権が購入者に移ると記載されています。

この2つの情報をからみると、令和納豆はFAVVOの規約に違反しているのと、自らの利用規約も破っていることになりますね。生涯無料パスポートの権利の所有権が購入者に移っているので、その権利を取り上げようがないからです。

 
その移譲権利自体を無効にするのであれば、無効にした理由を正式に発表すればいいのですが、公式ツイッターでは全く発表されていません。(パスポート取り上げの判断が自由裁量の状態になっています)

 
令和納豆以前にもクラウドファンディングでトラブルが発生していますが、裁判まで発展したケースは見当たりませんでした。ただ、仮に集団訴訟が起きれば、令和納豆はパスポート購入者に購入金額の返金が求められるかもしれません。(裁判になる前に令和納豆が購入者にパスポート代を返金する可能性もありますが)

 
また、クラウドファンディングのトラブルについてIT業界に詳しいトップコート国際法律事務所の山田弁護士はこう話しています。

「一概にクラウドファンディングといっても、物品購入型、寄付型、投資型などプロジェクトの性質によって対応する法律、契約関係が異なるのが特徴です。また物品購入型であっても、単純な売買契約とは異なり、ケース・バイ・ケースでの対応が迫られます」

引用:https://news.livedoor.com

「メールや画像のキャプチャなど、証拠を保全するのは鉄則です。しかし、クラウドファンディングの性質上、仮にプロジェクトが頓挫しても救済が得られないケースが多い。プロジェクトが頓挫したり変更されることもあるため、自分が背負うリスクを理解した上で参加することが重要でしょうね」

引用:https://news.livedoor.com

いまのところ、クラウドファンディングの被害の救済が得られにくいため、本当にリターンが得られるのかどうか考える必要がありますね。

海外の事例も確認しましたが、支援した人全員に返金されたケースを見つけることはできませんでした。令和納豆の件で集団訴訟が起きれば、クラウドファンディングでの返金のルールについて変わるかもしれません。

 
もしクラウドファンディングで支援するときは、「生涯無料パスポート」のような甘い謳い文句のリターンは避けたほうが良いかもしれませんね。

過去にクラウドファンディングで問題になった事例と結果

令和納豆以前にクラウドファンディングで問題になった事例と結果をご紹介します。

「キャンプで使うマットや子供の浮輪を十数秒で膨らませるという、ポケットに入るサイズのアウトドア用小型エアポンプを生産するというので、参加しました。一般販売価格は4370円ですが、7月9日までに参加すれば特別価格の2800円でリターンが得られると。しかし、8月上旬の発送とあったにもかかわらず、品物が日本に着いたのは8月末。9月に入ると台風が来たから、商品が送れないと言い始めたのです」

そしてさらに支援者たちの怒りに火をつける出来事が発覚する。なんと、Amazonで2228円で販売され始めたのだ。

引用:https://news.livedoor.com

こちらの事例は支援すれば、新製品が通常より格安で手に入るというものです。リターンとしてはなかなか良いのですが、配送がかなり遅いこととamazonで更に安い価格で販売されたことで問題になったようです。

この方は運営側に抗議しましたが、支援金の返金もなかったので泣き寝入りをしています。

 
他には海外の事例ですが、追尾型ドローンやairpodsより高性能なワイヤレスイヤホンなどの制作費用を応募。リターンとして、それらの製品がもらえるはずでしたが、いずれも故障品や配送すらされないケースがありました。

返金を約束した業者もいますが、一部の支援者のみ返金して行方をくらますなど泣き寝入りになってしまいました。

 
これらの事例を見る限り、支援金は高くても数万円であり、裁判を起こすとなると返金額より裁判費用のほうが高く付くケースがあるので、泣き寝入りをしてしまっている可能性があると推測します。

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日本でのクラウドファンディングの信頼性は低い?

令和納豆のようなリターンを無視したやり方をすれば、今後日本でのクラウドファンディングは資金集めが難しくなるかもしれません。

素晴らしいアイディアを持っていて、本当に実現したい人はたくさんいるので、その可能性を潰してほしくないですね。

令和納豆のクラウドファンディングのコンセプト自体素晴らしかったので、このような炎上問題が起きてしまったことは非常に残念です。

この記事のまとめ
・令和納豆が「生涯無料パスポート」を取り上げる事態に
・取り上げた内容が「信頼関係が損なわれた」など理不尽な理由
・クラウドファンディング支援会社の規約にはリターンの実行することと明記されている
・被害を受けた人が消費者センター報告や訴訟問題に発展する可能性も

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