オリンピックで使用される五輪アプリの費用が73億円であることが分かりました。
73億円って「どこの大作ゲームの開発費だよ」ってくらい費用かけすぎですよね。COCOAでさえ開発費4億円なのに。。。
五輪アプリはオリンピック・パラリンピックで来日する選手や関係者向けに作られている健康管理アプリです。健康管理くらいならCOCOAを流用して作れないのかなと素人から見ると思ってしまいます。
今回は五輪アプリの開発会社や対応機種、機能などをご紹介します。
五輪アプリの開発費は73億円
アプリの正式名称は「オリンピック・パラリンピック観客等向けアプリ(仮称)」。
開発費が73億円って聞くとCOCOAの開発費4億円がかわいく聞こえます。大作ゲームの開発費と同じくらいなので期待が高まってしまいますね(メタルギアソリッド4の開発費が60億円)。
五輪アプリはオリンピックで来日する選手や関係者向けに作られている健康管理アプリです。平井デジタル改革担当相によるとサポートセンターの構築などの多言語対応に費用がかかるので、COCOAの開発費とは一概に比べられないとのこと。
大型ゲームの開発のピークはかなり費用がかかるので大作ゲーム並みの規模で開発していたのかもしれません(笑)
1人につき月100万円払うとして、100人雇って5年間作成すれば60億円くらいなので、それに諸経費いれると約70億円くらいでしょうか。
政府が1人月100万円で雇用していたら妥当なのかもしれません。ただ、先月発表されたスプラトゥーン3のレベルデザイナーを年収380万円で任天堂が募集していたので可能性は低いでしょう。
五輪アプリの開発会社はどこ?
五輪アプリの受注者はNTTコミュニケーションズと数社ですが、開発会社はどこかは明らかになっていません。
開発会社はCOCOAのように再委託されまくった末端会社の可能性が高いです。
COCOAの開発会社は画像右下のディザイアードです。業者の中抜きがかなりひどいですね。中抜がひどすぎて五輪アプリの開発会社を公表できないのかもしれません。
イー・ガーディアンは利用者サポートで3788万円。保守開発を行ったディザイアードはたったの405万円です。会社員の平均年収くらいと考えると割にあわないですね。。。
五輪アプリの対応機種や機能
五輪アプリの主な機能は、健康管理機能です。
アプリの主な機能は健康管理機能だ。入国希望者にはビザ申請時に同アプリをインストールしてもらい、来日前の14日間、アプリ上で体温を記録する。ビザ申請時に記入したパスポートナンバーや滞在中の移動計画、名前、住所、国籍などもアプリにひも付ける。 入国後も日々の体温を記入してもらい、高熱が続いた場合はアプリ側で警告するとともに関係機関への連絡とPCR検査を促す。検査で陽性反応が出た場合は、厚生労働省の「新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム」(HER-SYS、ハーシス)にアプリの情報を引き継ぐ。 ユーザーの位置情報はGPSを使ってスマートフォン内に蓄積。陽性判明後の調査に使う予定で、IT室はCOCOAとの併用も検討している。
https://news.yahoo.co.jp
滞在中の移動場所や名前から国籍まで全部チェックするアプリのようですね。ユーザーの位置情報はGPS機能を利用するとのことですが、GPS機能をオフにされたり、ネット通信をオフにしてたら行動範囲を把握できないのが難点ですね。。。
COCOAと併用も検討してるみたいなので、日本国内でもCOCOAから五輪アプリに移行しそうです。
オリンピック後の使い道は?
オリンピック後のアプリの使いみちは公表されていません。オリンピック自体が開催、もしくは無観客になるのかさえ分かっていません。
オリンピック後も引き続き健康管理アプリとして運用するのであれば、COCOAの後継アプリになりそうですね。ただそうなるとCOCOAの開発費が勿体ないですが。
五輪アプリにはGPS機能も搭載予定なので、行動位置場所が分かってしまいます。オリンピック後にはこの機能を削除して他の健康管理用の機能をつけてほしいかなと。
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